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ゆるく感想とか

「レンタルロボット」 感想

 皆さん、こんにちは。

 今回は、滝井幸代さん著の、「レンタルロボット」の感想を語っていこうと思います😆

 

📌あらすじ

 主人公の「健太」は、学校の帰り道に『ロボット貸します』と電光掲示板で書かれたお店を発見し、中へと入ってみました。

 

 そのお店では、多種多様なレンタルロボットを取り扱っていました。

 そこで健太は、前々から弟が欲しかったので、持っているお小遣い全額と引き換えに、周りの人に本物の弟だと思い込ませることができる「弟ロボット」を購入し、「ツトム」と名付けました。

 

 その際、店員さんと、万が一ツトムが要らなくなった場合は、『お店にツトムを返しに行く』『返された場合はツトムの記憶を失う』という約束をしました。

 

 最初は、ツトムという弟ができたことで、楽しい日々を過ごしていました。

 しかし同時に、兄としての責任もできてしまったことで、健太にとってツトムの存在がわずらわしく感じられるようになりました。

 

 ある日、健太は、ツトムと、健太の「お父さん」「お母さん」の3人が、何やら隠し事をしているのに勘付きます。

 今まで兄としての責任を負い、さらに自分以外の家族に除け者にされていると感じ、腹を立てた健太は、ツトムをレンタルロボット店に返しに行こうとしますが、レンタルロボット店に返されたくないツトムは、必死に抵抗します。

 

 果たして、健太とツトムの仲はこのまま引き割かれてしまうのでしょうか。

 

📌感想

 前回紹介した「ボス・ベイビー」と同じく、兄弟愛がテーマの一つとなっている作品でした。

 

 また、本作のレンタルロボット(ツトム)には感情があります。

 最初は本物の弟のように扱っていた健太も、『弟がいる生活』というメリットにだんだん慣れてきて、『兄としての責任に不満を感じる』というデメリットが目立つ頃には、ツトムをただのロボットとしか扱ってませんでした。

 

 これは現実でも言えることではないでしょうか。私は実家に帰省してきてから、最初は親のありがたみを重々に感じていたのですが、最近はめっきりありがたみを感じていないことに気が付きました。

 

 皆さんも、普段お世話になっているのに、最近は感謝の言葉を伝えていないな、という方は、思い切って今から感謝を伝えてくるのはどうでしょうか。

 

 ちなみに、私は今から親に感謝を伝えてきます笑

 

📌おわりに

 滝井幸代さん著の、「レンタルロボット」感想。いかがでしたでしょうか。

 

 気になった方は、下記に再度リンクを貼っておくので、是非読んでみてください😄