手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~ 感想
皆さん、こんにちは。
今回は、喜多川 泰著「手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~」の感想について語っていこうと思います😆
📌あらすじ
大学生である、主人公の「僕(西山諒太)」は、行きつけの喫茶店である「書楽」にて、偶然にも「手紙屋」と名乗る者の存在を知る。
「手紙屋」は、希望者との間で十通の手紙のやり取りを通じて、希望者の悩みや将来の夢等を手伝うという仕事らしい。
「僕」は「手紙屋」に興味を持ち、現在の悩みである『就職』について相談することにした。
📌要約
今回は十通の手紙の中から、三通の手紙の要約を書いていきます!
①「物々交換」
物々交換とは、『相手の持っているもので自分が欲しいものと、自分が持っているものの中で相手が欲しがるものとを、お互いが丁度いいと思う量で交換すること』。
就職活動にもこれが当てはまりますが、安易に相手が求めているものが『時間』や『お金』だけだと考えてはいけない。
例えば、『笑顔』や『言葉』も物々交換の対象になる。
そのような、他の人が欲しがるような魅力をたくさん見つけて、磨いて、出し惜しみせず、どんどん周囲の人に提供していこう。
②「あなたの称号」
あなたが出会った人すべてをあなたの味方にする魔法の方法とは、『相手にこうなってほしいという「称号」を与えてしまうこと』。
なぜなら、人は与えられた「称号」どおりの人間になろうとするから。
例えば、相手に『優しい人』と言ったら、相手は優しくなるのに善処するだろう。
それが第三者から言われたのであれば、自分が直接『優しい人』と言ったときよりも、さらに自分に対して『優しい人』でいてくれるだろう。
③「天は自ら助くる者を助く」
現在安泰だと思われている企業が、数年後には無くなってしまう。
そのようなときに人は、『自分ではどうにもしがたい境遇に陥ってしまう人』と『会社の規模の大小や職種に関係なく、どんな状況になっても成功する人』に分かれる。
前者は、自分の力ではなく他人を当てにして生きようとする。なので、環境が変わってしまえば、自分ではどうにもしがたい境遇に陥ってしまう。
一方で後者は、どんな環境に身を置いていても人生を切り開いていこうとする。なので、環境が変わっても、自分で道を見つけていくことができる。
このように、自分から助かろうとして行動する人が、天から助けを得られる。
📌感想
『就職』に限らず、その先の人生観のようなものも教えてくれる本でした。
また、物語の終盤にて、読者の予想を覆すような展開がありました。
途中まで手紙屋の正体はこの人だろう。と思っていたのに、まさかあの人だったなんて!
してやられましたね笑
📌おわりに
今回は、喜多川 泰著「手紙屋~僕の就職活動を変えた十通の手紙~」の感想を語ってきました。
この本に興味が湧いた方は、再度リンクを貼っておきますので、是非読んでみてください😆